ピアノの鍵盤

6月に発表会が終わりました。その発表会で「上達したね~」と言われた大人の生徒さんがいます。
ご参加の生徒さん、お越しいただいた親族の方は、去年も生徒さんの演奏を聴いています。
その全員の方が、生徒さんの上達に驚いていました。

上達した理由を考えたところ、4つの事が思い浮かびました。

  • 不定期レッスンでも休まず通っていただいた事
  • 「この曲が弾きたい」という強い想いをお持ちだった事
  • 人前でのピアノ演奏にトラウマを持つも、発表会に参加いただいた事
  • レッスンでのアドバイスを自宅練習に生かしていただいた事

この1年の生徒さんのピアノライフに迫ります。

不定期レッスンでも休まずレッスンへ

生徒さんは、フルタイムで仕事をされています。時間が不規則な仕事なので、毎月レッスン日程を決めています。
時間管理が難しい中、3年以上休みなくレッスンにお越しです。

教室に着くまでの道中で、レッスンでの私からのアドバイスに、思いを巡らしているそうです。
その話を伺ったときは、ビックリ!車の運転中でもあるので、ほどほどに。

この話からも、生徒さんのピアノへの熱い想いが伝わってきますよね。

「この曲が弾きたい」という強い想い

木の枝にハートの飾り

発表会にも積極的な生徒さん。「この曲が弾きたい」という強い想いがありました。
ただ、原曲は、生徒さんにとって大きな負担となります。

「チャレンジしたら弾ける楽譜」を探しました。「チャレンジしたら」と言っても、2、3回の練習で、すぐに弾けるレベルではありませんよ~

「じっくり時間をかけなければ、発表会に間に合わないかも」と内心ヒヤヒヤしていた私…
ですから、発表会の半年くらい前から、取り組んでいただきました。

取り組み始めた時は「難しい」と言っていた生徒さんですが、「弾けるようになりたい」気持ちを持ち続け、発表会で見事な演奏となりました。

人前でのピアノ演奏にトラウマを持つも、発表会に参加

赤いロボットが破れたハートの紙を持つ

以前、生徒さんは、職場でピアノを演奏する機会があり、その時に思うように弾けなかったそうです。
「トラウマ」と言うと少し大げさかもしれませんが、相当ショックを受けたようです。

既にレッスンに通っていた生徒さんですが、その曲に関しては、ご自身で楽譜を選び独学で練習。
残念ながら後に、職場での演奏について聞きました。

「ピアノを弾く機会がある時は、相談してね」と伝え、早速、次回の職場での演奏について相談を受けました。

話が少し横道にそれましたが、そういう思いをしても、教室の発表会に参加してくれた!
生徒さんの前向きで「ピアノが大好き」な気持ちを感じます。

レッスンでのアドバイスを自宅練習に生かして

レッスンでグングン上達する生徒さんに、どういう練習をしているのか聞いた事があります。

「先生の言われた練習の仕方で、自宅で練習しています」
え~嬉しい!効果が出た事が、なにより嬉しいです。

自分にあった練習方法を確立された方もいますので、「講師からのアドバイスが絶対」とは言いません。
でも、試していただく価値はあります(笑)

まとめ

発表会での生徒さんは、緊張もありましたが、次第に落ち着いて、とても素敵な演奏でした。

次回の発表会にも意欲的。
これからも、生徒さんが無理なく、楽しく、ピアノライフを送れるように応援していきます。