大人になってピアノレッスンを再開した方の教本をご紹介します。
- 高校生頃までピアノを習っていた
- 当教室入会前に1年程、職場近くのピアノ教室で習っていた
方です。
再開の方のレベルはまちまちですので、使う教本も違いますが、一つの参考例としていただければ幸いです。
メイン教本1冊、指の動きをよくする教本1冊、曲集1冊(計3冊)をレッスンで使っています。
本日のブログでは、メイン教本を紹介します。
目次
メイン教本
大人になって再開する方の場合、現在のピアノレベルを把握して使う教本を決めます。
体験レッスンでピアノを弾いていただいたり、直近のレッスンについて伺い、ご本人の希望も大切にします。
ピアノの練習ABC
メインの教本は「ピアノの練習ABC」(音楽の友社)です。
(画像、青いテキストはアマゾンへリンク)
LE COUPPEY ピアノの練習ABC 安川加寿子 校訂・注「ピアノの練習ABC」は、バイエル後半くらいから使えるレベル。一般の曲集より少し大きいサイズです。
その分見やすいので、生徒さんと相談して、こちらを使う事にしました。
内容が同じもので「ルクーペ ピアノのアルファベット」(全音楽譜出版社)などもあります。
こちらは一般的な曲集のサイズです。
(画像、青いテキストはアマゾンへリンク)
ルクーペ ピアノのアルファベット (Zenーon piano library)「ピアノの練習ABC」の特長
この教本の特徴は下記の通りです。
- 予備練習と練習曲がセットになっている全25曲
- 曲を感じる練習曲
- ♯(シャープ)の曲と♭(フラット)の曲が多いが、レベルに合った方であれば、意外に弾きやすい
「ピアノの練習ABC」曲の♯、♭の数
♯、♭が何もついていない曲 | 7曲(臨時曲がついている曲あり) |
♯1つの曲 | 6曲 |
♯3つの曲 | 3曲 |
♯4つの曲 | 2曲 |
♭1つの曲 | 6曲 |
♭3つの曲 | 1曲 |
教本を「ピアノの練習ABC」に決めた理由
生徒さんの教本を「ピアノの練習ABC」に決めた理由は、直近1年で習った楽譜を見せていただいて、♯(シャープ)、♭(フラット)の曲が少ないと感じたからです。
上達への意欲、初見力もある方なので、「ピアノの練習ABC」の♯、♭にも、すぐに慣れるし、上達の為にも必要だと考えました。
思った通り、レッスンは順調に進んでいます。
「曲になっていて、意外に弾きやすい」という感想も生徒さんからいただいています。
後日こんなお話もありました。「弾きごたえがあって、すごく練習しています」嬉しいですね。
まとめ
大人の再開ピアノレッスンで使うメイン教本をご紹介しました。
レベルは皆さん違いますので、ご参考程度にしていただければ幸いです。
生徒さんのレベルを把握して、上達を目指すには「どんな教本がいいのか」を生徒さんの要望と合わせて考えます。
生徒さんの環境(お仕事、子育て、介護など)も考慮します。
次回のブログで、その他の教本、曲集をご紹介しますね。