ピアノの楽譜

「コード奏法」でレッスンをしている生徒さんがいます。

以前から「コード」に興味をお持ちで、チャレンジされました。以前より、ずっとピアノが楽しいそうです。

生徒さんのご感想

生徒さんのご感想は「コードが自分に合っている」「コードの方が弾きやすい」

少し難しいかなと思う曲も、レッスンの間に両手で弾ける事も増え、少し驚いています!

「コード奏法」とは?

コード表

「C、G、F、Am」などのアルファベットが書いてある楽譜があります。そのアルファベットは「コード」を意味します。

「コード」は日本語で和音のこと。和音は、2つ以上の音を一緒に弾く事です。

  • 「C」は「ド・ミ・ソ」
  • 「G」は「ソ・シ・レ」
  • 「F」は「ファ・ラ・ド」を表しています。

「コード」は、左手の伴奏に使われます。

初心者用楽譜でよく使われる「コード」の基本の形は、「ド・ミ・ソ」のように「音が一つ飛び」が多いので、覚えてしまえば弾きやすいです。

ただ「♯(シャープ)」や「♭(フラット)」を含むコードがあったり、音が4つ以上になる和音もあるので、簡単です!とは言いきれないですけれど…

また「転回形」というものがあり、「わからない」と言われる事が、すご~く多いです。

転回形

和音(コード)には、基本形と転回形があります。基本形は、まさしく基本の形。

英語音名で、Cは「ド」を表しているので、まずは「ド」を一番下に。そして、「ド」から1つ音を飛んで「ミ」の音を真ん中に。「ミ」から1つ音を飛んで「ソ」の音を一番上に。

これがCの基本形です。↓の写真の①となります。

和音(コード)の「転回形」とは、字のごとく「転がして回す形」↓の写真の②と③が「転回形」となります。

五線紙に和音を3つ書いた写真

基本形(①)の下から2番目の音「ミ」を一番下にした「ミ・ソ・ド」を「第1転回形」と言います(②)

基本形(①)の一番上の音「ソ」を一番下にした「ソ・ド・ミ」を「第2転回形」と言います(③)

「中高年から始めるらくらくピアノ」シリーズ

生徒さんが使っている教本は「中高年から始めるらくらくピアノ プレミアム曲集」です。

この教本はシリーズで「コード奏法」が学べます。

(画像、タイトルはアマゾンへリンク)

中高年から始める らくらくピアノ 1.コードネーム譜


中高年から始める らくらくピアノ 2.大譜表


中高年から始める らくらくピアノ 3.プレミアム曲集

このシリーズでは、新しい本もでています。興味のある方は、ご確認くださいね。

「中高年から始めるらくらくピアノ プレミアム曲集」

「中高年から始めるらくらくピアノ 」シリーズは、楽譜にコードが書いてあります。

「プレミアム曲集」にも、もちろん書いてあります。
ただ、この曲集は、徐々に難しくなっていくので、未経験の方にはレベルが高いですよ。

「コード」がわかれば、和音の伴奏を単音にしたり、自分なりにアレンジができるのが良い点です。

生徒さんも、アレンジして弾いています。「こんな事できるんですね」と喜んでいました。

「コード」の基本形と「転回形」について、少しだけ説明しましたが、「プレミアム曲集」は、基本形がほとんど。

「転回形」は、ほんの少しだけでてきます。