子供の想像した町

物心ついた時には、ピアノを習っていました。社会人になっても習い続けていましたが、出産から数年間は、全くピアノを弾いていませんでした。

ピアノを弾かなかった数年間で、指は動かなくなり、愕然としましたね。

ピアノを再開したのは、自分の時間が少し持てるようになった頃。焦らず、じっくり、ゆっくりを心がけて、ピアノと向き合いました。

ずっと習っていたピアノを中断して、再開したいという方もいらっしゃるでしょう。20年以上前の体験ですが、少しでもご参考になれば、と思います。

中断しても「弾ける」は大間違い

悲しい顔イラスト

子供の頃から、ずっとピアノを習い続け、当時でピアノ歴25年以上。中断しても「弾けるよね」なんて考えていたのは大間違い!

ブランクが年単位であったので、容赦ありません。悲しいやら、悔しいやらで、少し落ち込みました。

「バイエル」で練習

標準バイエルピアノ教則本 全音ピアノライブラリー

(タイトル、画像はアマゾンより)

再開ピアノの教本は、初級教本の「バイエル」

久しぶりのピアノで指を傷めたら、家事や子育てに支障を来たします。そういう意味でも「バイエル」後半から練習し始めました。

子供の頃になじみがあって、覚えていたので、弾きやすいという思いも。

「ハノン」を併用

全訳ハノンピアノ教本 全音ピアノライブラリー

(タイトル、画像はアマゾンより)

慣れた頃に「ハノン」も併用。子供が、まだ小さかったので独学です。

大人の方で、ピアノ未経験の方や初心者の方が、いきなり「ハノン」↑を使用するのはおススメしません。負担が大きいと個人的に思います。

子供の頃「バイエル」後半が好きだった

好きな物イラストLIKE文字

子供の頃「バイエル」の後半が、とても好きでした。

曲という感じがしたし、シャープやフラットが付いた曲を弾くと、上手くなった気がして嬉しかったですね。

難しくなった分、今まで以上に練習も必要でしたが、嫌いではありませんでした。

大人になってから弾いても、その当時の気持ちのまま「バイエル」と向き合えました。音階、和音が結構良い練習なりましたね。

「ハノン」も大好きだった

「ハノン」も「バイエル」と同じくらい大好きでした。

「ハノン」を使いだして、指の動きがよくなったのを実感。効果が早くわかるところも好きですね。

子供の頃に「嫌いだな~」と感じていた教本では、再開ピアノの練習は進まなかったと思います。

弾きたい曲が原動力

棒人間

ピアノ再開の時に弾きたい曲がありました。

「すぐには無理でも、練習をして弾けるようになりたい」そう思える曲があったのも、よかったと思います。

「バイエル」「ハノン」を練習できた原動力の一つでした。

毎日練習は無理

カラフルな家々と木々イラスト

再開した頃は「毎日練習しよう」と考えていたのですが、すぐにギブアップ!

ピアノは実家にあり、当時住んでいた自宅から20分程かかります。通いなので、自宅で何かあれば練習にいけません。

当時の自宅はマンションで、ピアノを置いても弾く事は難しい環境でした。

「毎日は無理だから、行ける時に練習しよう」アレコレ考えても仕方ない。そう考えるようにしました。

少しづつ指の動きを取り戻す

ハートの花に黄色の蝶イラスト

ゆっくり進んだ再開ピアノも、少しづつ指の動きを取り戻し、教本も進んでいきました。練習できない日も結構あり、順調とは言えませんでしたが。

その後、指導グレードのレッスン、歌のレッスン、ピアノレッスンを始めて、ピアノ教室を開講しました。

レッスンを受けて上達

木が成長するイラスト

レッスンを受けて上達しましたね。

ピアノレッスンでは「この弾き方を直さないと」と思う点をズバリ指摘されました。「直ったよ」と先生に言われた時は嬉しかったです。

指導グレードも自己流では、時間がかかったでしょう。

歌のレッスンは、「ソプラノ」と言われてビックリ!自分では「アルト」と思っていたので、意外な気づきでした。

レッスンを受けた方が、独学より上達が早い事を身をもって経験しましたね。

まとめ

大人の方で、ピアノを再開する時に「どの教本がいいのか」迷う場合もあるでしょう。

子供の頃好きだった教本を候補の一つに入れてみては、いかがでしょうか?

馴染みがあって、覚えていれば、弾きやすいし、続けやすいように思います。

20年以上前の体験ですが、一つの参考例としていただければ幸いです。