お盆休みに、シニアの生徒さんの曲集を探していました。生徒さんとは長いお付き合いです。教室開講から通っていただいているので、10年以上。ありがたいです。
教本や曲集選びは、とても大事です。生徒さんのモチベーションが落ちないよう、様々な点を考慮してテキストを選びます。
目次
初級と中級のレベルの差
これまでのレッスンで、いろいろなピアノ教本、曲集を使いました。クラシック、演歌、歌謡曲、唱歌、童謡など様々な曲を弾いている生徒さんです。
あと少しで現在の曲集が終わるので、次の曲集を探し始めました。現在の曲集は「初級」レベルで、様々な分野の曲が載っています。
「次の曲集は、今よりレベルアップしているもの」を望んでいる生徒さん。希望に沿う曲集を探したのですが、初級と中級のレベルの差が大きい事を実感。
以前より感じていた事なんですけどね。初級と初中級にもレベルの差を感じます。
音域の広い曲に注意
初中級、中級のピアノ曲集には、左手の音域が広い曲や、右手に和音が続く曲がでてきたり…
年齢を重ねていく上で、急に音域が広い曲を弾くのは注意が必要です。
「指や手首などに痛みがでる」等、今までにない症状がでてくる可能性があります。そうすると、ピアノが続けられなくなる場合もあります。
生徒さんの希望は尊重しつつも、レベルを急に上げるのは考え物。そこで、初級レベルで、昭和の歌謡曲が載っているピアノ曲集をお見せしました。
廃版のサイクルが早い
昭和歌謡の曲集は、かなり前に購入したもの。「もしかして廃版かな」と心配しながら、楽器店に問い合わせしたところ、やはり廃版でした~残念。とても良い曲集なのに…
廃版になるのが早い!本棚には、廃版になったピアノ曲集が結構あります。
昭和歌謡の曲集をレッスンで使うのは断念しました。
情報を集めて探す
スマホで情報を集めて探すことに。今まで弾いた曲が多く載っている曲集や、レベルダウンしている曲集は外しました。
「これだ!」と感じた曲集を取り寄せ。実際に中身を見ないと判断は難しいですからね。
届いてから弾いてみると良い感じ!曲数が多いので、コスパ良し。
ただ、グランドピアノに置いた時、少しだけ楽譜が小さくて見にくいかな?この一点が少々心配です。
生徒さんに確認
- 曲数が多い分、あまりご存じない曲もありそう。
- 昭和の歌謡曲、演歌など、希望に沿った内容。
- グランドピアノに置いた時、楽譜が見えるかどうか、自宅ではどうか。
以上の事や、レベルなど、生徒さんに確認していただきます。必要なら貸し出しも。
OKがでたら、晴れてレッスンで使います。
一人一人の生徒さんを思って
大人(シニア)のピアノレッスンは、生徒さんが主体です。でも適切なアドバイスは必要。それが講師の役目です。
「ピアノ教室に入会して、ピアノが嫌いになった」は残念でしかたありません。
生徒さんには、ピアノをずっと好きでいて欲しい~心から思う事。その為には、一人一人の生徒さんを思って、テキストを選びます。
次回のレッスンで、届いた曲集を生徒さんにお見せします。気に入っていただけるかな?