ピアノを弾いている時、テンポが速くなったり、遅くなったりしても、自分では気づかない場合もあります。
目次
演奏を録音
レッスンで、生徒さんの演奏をスマホに録音して、一緒に聴きました。
「曲の途中でテンポが速くなって、後半はゆっくりになっています。自分では全然気づかなかったです」自分の演奏テンポは、なかなかわからないものです。
演奏を録音してみると、自分の演奏がハッキリします。講師が「だんだん速くなっていますよ」と言うより、説得力があります。
発表会前や保育士実技試験の弾き歌いの練習にも、演奏を録音するのはアリですね。自分の演奏を客観的に聴けますからね。
曲のテンポが一定に保てない理由、練習方法
曲のテンポが一定に保てない理由の一つは「得意なところと苦手なところが、はっきり分かれている」事です。
得意なところは、速く弾きがち。苦手なところは、遅くなりがちです。2つの差をなくすには、苦手なところをよく練習することです。
例えば、曲の前半が速いテンポで、後半が遅くなる場合、後半の練習を増やすといいですね。
この場合、曲を最初から弾き始めるのではなく、前半と後半に分けて、後半の練習回数を増やすと効率的。
その前に、後半で弾きづらい部分があれば、部分練習をしましょう。部分練習で弾けるようになったら、前後をつなげて弾く事も忘れずに。
以前書いたブログをご案内します。
「ピアノで部分練習をしたのに、曲がつながらない」
メトロノームを使うのは、ある程度弾けてから
「メトロノームを使えば、テンポをキープできますか」と生徒さんに聞かれました。
曲が途中でとまる事が多いと、メトロノームに合わせるのが難しいです。弾く事に精一杯ですからね。
メトロノームを使うのは、ある程度弾けてから。メトロノームに合わせるには、余裕が必要です。
メトロノームに慣れていない場合は、いきなり両手ではなく、右手、左手に分けると合わせやすいです。テンポも自分の弾ける速さから始めてみましょう。
まとめ
あとは、自分の意識。「ここは速くなりがちだから、走らないように」と思う事も大事ですね。
苦手なところの練習を増やした生徒さんのテンポが安定してきたのを、レッスンで実感しました。